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天金加工とは

本の小口(側面)に金色等で色を付ける加工です

天金加工とは本の側面に金などで色を付ける装飾加工です。通常は紙の色そのものである側面に色を付けることで高級感が生まれ、存在感が大幅にアップします。また、本への埃混入や焼けの防止等、保護目的としての機能もあり、天、地、小口、3辺を金色にすることから「3方金」とも呼ばれています。
古くは純金を使用していましたが、現在ではメタリック箔を使用することが一般的になり、金のみならず、銀やホログラム、その他のカラーメタリック箔など色のバリエーションも増え、書店でも天金加工がされた書籍をチラホラ見かけるようになりました。天金加工された本はその存在感が圧倒的で、特に平積みされた天金本はインパクト抜群。他の書籍に比べて群を抜いて目立ちます。
装飾のみならず、販売部数のアップも期待できる加工といえます。

天金加工が出来る本、出来ない本

天金加工は加工工程の都合上、加工出来る本には限りが御座います。
加工出来る本は基本的に上質系の紙で無線綴じ製本された本に限られます。
以下のような本は天金加工が出来ません。

・ハードカバー、中綴じ、フランス製本された本
・コート紙、アート紙等の塗工紙が使用された本
・表紙、背表紙、その他ページでPP加工がされた本 ※その他特殊な紙が使用された本
・カバー、帯、スピン、付録等が付いた本
・背幅と本文の束(高さ)が大きく異なる本
・角丸の本 ※その他特殊な形状の本
・表紙と本文が異なるサイズの本
・表紙等にエンボス加工等で凸凹がある本

その他製本状態により、加工が出来ない場合も御座いますので、予めご了承くださいませ。
また、箔を転写する前工程で本の天、地、小口を研磨します。その為、本のサイズが1辺あたり0.5~2mm前後小さくなります。 レイアウトや文字の配置等にご注意頂きたいのと、後でカバーを付ける場合は、カバーより本誌が一回り小さくなることが考えられます。

天金加工に使用出来る箔色

使用出来る箔色は下記となります。
メタリックはキラキラした箔色です。顔料はキラキラの無いマット箔です。
下記以外の色をご希望の場合は別途費用となりますが、取り寄せ可能です。
※色につきましては画面上で表現することが困難なため、参考程度でお願いいたします。

3号金3号金
26号金26号金
111号艶消し金111号艶消し金
102号艶消し金102号艶消し金
銀
2B艶消し銀2B艶消し銀
24号艶消し銀24号艶消し銀
メタリックブラックメタリックブラック
メタリックブルーメタリックブルー
メタリックグリーンメタリックグリーン
メタリックピンクメタリックピンク
メタリックレッドメタリックレッド
クニメタルマゼンタクニメタルマゼンタ
顔料赤顔料赤
顔料オレンジ顔料オレンジ
顔料黄緑顔料黄緑
顔料青顔料青
群青群青
顔料水色顔料水色
顔料黄色顔料黄色
顔料紺顔料紺
顔料黒顔料黒
レインボーレインボー